ここ一週間くらいでウィルコムに関していろんなニュースが聞こえてきました。
ウィルコム １千億円規模の返済延長要求へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090920-00000034-san-bus_all
ＰＨＳのウィルコムが、三菱東京ＵＦＪ銀行などの取引金融機関に、１千億円規模の債務返済期限の延長を求める方針を固めたことが１９日、分かった。今週にも私的整理の一種で第三者機関が仲介する、事業再生ＡＤＲ（裁判外紛争解決）の手続きに入る。
ウィルコムはＰＨＳで約４５０万人の顧客を持つ。サービスを継続しながら経営再建を進め、政府が近く設立する企業再生支援機構への支援要請も検討する。
現行ＰＨＳの２０倍の速度を持つ無線通信サービス「ＸＧＰ」の１０月開始に向け、電波利用免許を取得したウィルコムだが、多額の有利子負債を抱え、今後５年間で必要な１４００億円規模の設備投資の資金調達をめぐり銀行との交渉が難航。筆頭株主の米ファンド、カーライル・グループへの追加出資要請や経営陣の刷新で事態打開を図ったが、調整がつかなかった。産経新聞の取材にウィルコムは「現時点で決定した事実はない」としている。
とか
ウィルコムの高速無線「ＸＧＰ」、地域を東京都心に限定
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090920AT1D1901Y19092009.html
ＰＨＳ大手のウィルコムは、10月から始める高速無線「ＸＧＰ（次世代ＰＨＳ）」のサービス対象地域を当面東京都心部に限定する。従来、同時に始める予定だった大阪、名古屋への展開は遅らせ、都内での加入端末数も限定する。同社は24日にも私的整理の１つで第三者機関が仲介する事業再生ＡＤＲ（裁判外紛争解決）手続きに入る方針で、基地局設置など必要な投資が遅れていた。ただサービス開始時期は10月として延期せず、事業の柱に育てることを目指す。
ＸＧＰは最大通信速度が毎秒20メガ（メガは100万）ビットと現行ＰＨＳの20倍以上。ウィルコムは４月から東京都心の一部地域で試験サービスを行っている。本サービスには予定通り移行するが、加入端末は1500台に限定し、希望者に無償で貸与する。月額4000円前後と想定されるデータ通信料も今年度いっぱいは無料とする見込みだ。 (07:00)
とかのやつですけど。
んで，両者から勝手に判断しちゃっていいものかどうかわかりませんが，仙台でWillcom CORE XGPのサービスが開始される可能性は限りなくゼロに近いのかなぁと。
さらに言うとWillcom CORE 3GのサービスもドコモからのMVNO回線の提供が終了しない限りは継続されるのかなと。
今回シルバーウィークで山形の実家に帰省したわけですが，やはりイーモバさんはあんなところやこんなところで繋がらなく，ちょっと欲求不満気味。 ということでドコモのインフラを利用したサービス(=Willcom CORE 3G)への乗り換え検討もありかなぁと思いはじめています。 一時期はプロバイダであるPRINがポトルネックで遅くて使い物にならない状態だったのも，最近はだいぶ状況が改善されているらしいですしね。
ネット上でいろいろWillcom CORE 3Gに関するエントリを見かけるようになったのも大きな刺激になっています。
そこで気になる点をまとめておきましょう。
1.イーモバイル→Willcom CORE 3Gに乗り換えたときの費用は？
よくあるZTE社製端末HX003ZTを利用する場合，２年間の契約を条件として端末料金は0円となるので月々の負担の変更は
(イーモバイル)端末負担金＋新にねんで6,200〜6,400円
→ (Willcom CORE 3G)データ通信料＋プロバイダ(PRIN)接続料で945〜6,930円
てな具合になりそうですね。
2.通信環境維持のための組み合わせ
ただHX003ZTだけだと手持ちの現有勢力ではIdeaPadやThinkPadでしか利用できなくなってしまう．．．。
じゃあなんとかしようということになると以下のような組み合わせがあるかなぁと。
(1)CoviaのモバイルルーターCMR-250＋L-02A＋WILLCOM CORE 3GのUSIMの組み合わせ
(2)HT-03A＋PdaNet＋WILLCOM CORE 3GのUSIMの組み合わせ
(3)T-01A＋WMWiFiRouter or WiFiSnap＋WILLCOM CORE 3GのUSIMの組み合わせ
(4)Novatel MiFi 2352＋WILLCOM CORE 3GのUSIMの組み合わせ
んで，それぞれについて自分の評価を追加してみると
(1)CMR-250＋L-02Aということで費用がかかる＆持ち運びのときにちょっと邪魔
(2)PdaNetでの通信が定額対象になるか微妙？
(3)WMWiFiRouter or WiFiSnapでの通信が定額対象になるか微妙？
(4)ルータ機能と3G通信機能が一体であるため通信速度を改善する場合，MiFiのファーム改善やMiFi自体の買い替えが必要になる。
こうして書き起こしてみると(4)が一番スマートな選択肢なような気がしてきます。
販売元と価格でも調べてみようかなぁ．．．。
