説明不足

現在の公開中の最新版p905i_nt_sipについて23日のコメント欄で質問をいただいたのでまとめてみます。
P905i(パナソニックモバイルの携帯電話)で文字入力をする場合,コピーやペーストなどの編集機能は,携帯電話アプリケーション側の実装でソフトキーから呼び出すようになっています。 WindowsMobileの場合も,編集機能は基本的にエディタなどのアプリケーション側で実装するわけですが,できれば利用するアプリケーションに関係なく編集機能が利用できればいいなと思い,なんとかtouchkeysip側の工夫でなんとかできないかと思ったわけです。

しかし,touchkeysip側が日本語入力を行うアプリケーションとのやり取りを監視したり,クリップボードとのやり取りを管理したりはできないわけで,そうなると「Ctrl+C」や「Ctrl+V」のWindwosの標準のコピペのキーコードを送信する,とかEasyClipなどのような文字入力補助アプリを呼び出そうというところに行き着きまして。

で,今は編集キー押下時に実際のキーボード入力からは送信されないであろう仮のキーコード「0xC6」を送信するように定義し,SortInchKeyやPQzIIなどの特定のキーコードに対してアクションを定義できるユーティリティで仮のキーコード「0xC6」が押されたらEasyClipやPasteHelper2,MCHARなどの文字入力補助アプリを起動するように登録しておくことで,p905i_nt_sipで用意した編集キーから呼び出せるようにしています。

準備としては
1.キーコードに対してアクションを定義できるユーティリティ(PQzIIやSortInchKeyなど。 AE ButtonPlusなんかでもイケるんでしょうか?)で,キーコード「0xC6」に対してアクションを定義


↑アイコンでわかる人はわかると思いますが,EasyClipを定義しています。

と,これだけです(^-^; これでp905i_nt_sipで「編集」キーを押すと

↑こんな感じでEasyClipのメニューが表示されるようになります。
同じようにして定義するアプリケーションをPasteHelper2を利用してクリップボード履歴を利用できるようにしたり,MCHARを利用して顔文字を入力できるようにするなんてのもよいのではないでしょうか?

ちなみにこんな無駄なことにキーを使うな,とかキーコード「0xC6」は他の用途ですでに使ってるということであれば以下のようにして変更していただくことが可能です。

1.p905i_nt_sipをエディタで開く(行数が表示できるものだと便利かも)
2.1930行付近にある「0xC6」を変更したいキーコードに書き換える。

 

3.上書き保存する。
4.p905i_nt_sip.txtを読み込みしなおす。