「それでもボクはやってない」

ディパーテッド」に続けてMOVIX仙台で。
こちらは最終上映という時間帯のせいかもせしれませんが,あまりお客さんは入ってませんでした。 ま,こんなものかなぁという感じ?

結構上映時間の長い映画だったのですが,刑事裁判の起訴から一審の判決までを学習する教材のような気分で見ていたらあっという間に感じました。 逆にいうと「え,これで終わり?」というエンディングだったわけですが。 周防監督はこの映画を作るにあたってかなり綿密に調査を行ったようですが,それが裏目に出て人間ドラマみたいところの描き方が足りないんじゃないの?と思いました。 理不尽な現実をそのまま知ってもらうためにあえて淡々と描いたということかもしれませんが,それだったらドキュメンタリーにした方が良かったんじゃないかと思っちゃいます。

と,映画として見るとちょっとどうかなと思いつつ,刑事裁判が抱える問題というものを認識して考える機会を作るためにもこの映画を見る価値はあると思います。

あと個人的にうれしかったのはエンドロールに流れる曲。 「この声どこかで聴いたことあるなぁ...」と思ったらFleming Pieの中嶋さんじゃないですか!! Fleming Pieって4人→2人になったと思うのですが,その後どうなったか気になっていたのです。 最近はCMとかでしか耳にする機会がないから,最近CDリリースしてるのかチェックしてみようっと。

松屋で豚しょうが焼定食を食べながら考えたのでした。 ブー。