外しちゃったか?

ウィルコムさんからCnetrino Atomプラットフォームで通信に対応したデバイスWillcom D4が発表されましたね。 5月中旬予約開始で6月中旬発売予定だそうですが。

ウィルコムVista搭載の小型端末「WILLCOM D4

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/39438.html

 ウィルコムは、Intelの小型端末向けCPU「Atom」を搭載し、OSにWindows Vistaを採用したシャープ製の端末「Ultra Mobile WILLCOM D4」を発表した。型番は「WS016SH」。6月中旬に発売される予定。

W-OAM対応のW-SIMがサポートされ、イヤホンマイクやBluetoothヘッドセットを使い通話が可能。別売りの電話型 Bluetoothハンドセットも用意される。無線LANIEEE802.11b/gがサポートされ、別売りのクレードルでは有線LAN接続も利用可能。

OSにはVistaを搭載しながら、ウィルコムの通話サービスをソフトウェアでサポートする。本体にマイクを搭載しないため、通話を行なうにはイヤホンマイクやBluetoothヘッドセットを利用する。Windowsにログオンしている間、音声通話の発着信が可能で、電話帳はWindows付属の「Windows アドレス帳」を使用する。Vistaの休止・スリープ状態などログオン中以外に着信があった場合は、通話は行なえず、着信履歴が残る。本体にバイブレーション等の通知機能は搭載されていない。

W-ZERO3シリーズ発表のときは当時同じような国産スマートフォンがなかったこと,PHSと考えると安価ではないがつなぎ放題のサービスが利用できるインターネット端末と考えるとリーズナブルな価格設定で,端末自体の処理能力(WindowsMobileというOSだったり,XSCALEというCPUだったり)とPHSの回線速度のバランスが,いろいろあきらめつつ使うことを肯定してしまえば納得できるものであったこと(そうでもないか?)だった思うのですが,今回はすでに安価なインターネットデバイスとしてEeePCやCloudBookがすでに市場により低価格で用意されている,そしてCentrino Atomという最新鋭のそこそこ快適に動作するハードと,Windows Vistaという通常の家庭やオフィスで利用されているOSをそのまま利用できるというところで,家庭や職場のLAN環境の感覚でインターネットを利用しようとすると回線速度がボトルネックであることがはっきりわかってしまう...というのが想像されてしまうのですよねぇ。 んで,その回線速度の改良や次期サービス導入については当面打つ手がない...苦しそうですねぇ。

価格的にもW-ZERO3のときの「ちょっとがんばっておこづかいで買える枠」はちょっと超えてる気がするし,回線契約数の増加...いやWillcom解約を防ぐに直接貢献するのは難しいのではないかと。

個人的にもD4買うんだったら,もっと安価で縛られないDellやHPから発売されると思われる8.9インチ液晶のMIDの方が,タッチタイプ的にも視力的にもずっと魅力的だと思っています。

さて次世代PHSサービスが始まるまでウィルコムがどうやって生き残るか...サービス内容や価格ではもう打つ手はないんですかねぇ?