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AMDのCPUを搭載したPC上でLinuxまたはWindowsを動作させ,1台あたりのコストが100ドル程度に押さえ,情報通信技術の途上国に提供しようというプロジェクトがOLPCとして活動しています。
One Laptop Per Child(OLPC
http://www.laptop.org/laptop/
現時点では端末の1台あたりのコストは175ドルと当初の予定ほど抑えられていないようですが,まあそれなりにプロジェクトは進行していたようです。

ところがこれに水を挿すためか,情報技術の途上国はいずれは強力なマーケットになるということで,純粋に将来の市場の確保のためか,IntelでもClassmatePCというコンセプトで端末のコストを抑えたマシンを作成し,同様に情報技術の途上国に提供しようというプロジェクトが動いているようで,一部の国にはすでにサンプルマシンを提供し,使用感などについて聞取り調査が行われているようで。
ClassmatePC
http://www.intel.com/intel/worldahead/classmatepc/

んでOLPCプロジェクトの発案者であるネグロポンテさんが「Intel恥知らず」と起こったそうで。
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/infostand/2007/05/28/10362.html
ネグロポンテさんのお怒りもわかりますが,今回のプロジェクトの利益を受ける立場の情報技術の途上国の方にとっては「どっちでもいいから早く安いのくだちゃい」って単純な話だと思うのですけどね。 中国あたりであれば,intelAMDのCPUを使用しないで,国産のCPUを開発する(といってx86をパクッたCPUをでっち上げる)ような気もしますし,どうも当事者であるべき情報技術途上国の声が見えないなぁと思ったのでした。

んで,まだ端末のコストがなかなか下がらないようですが,
IntelのLPIAとかAMDのFUSIONとか見てると,そちらに開発リソースをガンガンつぎ込んで,先進国の2台目以降のマシンとしての市場も開拓すれば,一台あたりのコストを下げられるのでは言ってみるテスツ。 もちろん教育用PCに必要とされるスペックとLPIAやFUSIONが目指しているスペックの違いや,筐体の大きさや消費電力などぜんぜん条件が異なるのはわかってるんですけどね(^-^; 単純に早くFUSIONなモバイルPC見せて〜という話でもあります(w