『ゴールデンスランバー』

フォーラム仙台で。 今日は1日なので1000円でした(^o^)

仙台を舞台にして、なおかつ一時期集中して読んでいたことがあった伊坂幸太郎さんが原作。 監督は「アヒルと鴨のコインロッカー」も手がけた中村監督ということもあり期待して見ました。

...いーんじゃないでしょうか。 なんだか伊坂さんの作品らしいまとめかたというか
。 あとは原作未読なので推測ですが、映画化にあたっては原作からいろんな要素をそぎ落としていると思うのですが、うまくまとまっていたと思います。

「アヒルと鴨...」のときは原作読んでない人はうまく理解出来るのかなぁと思いながら見てたのですが、ゴールデンスランバーについては未読の人でも十分楽しめると思いました。 逆に原作を読んでからだと「あのエピソードがないのは...」とか映画化するにあたっての細かい変更が気になったりするかも、なんて思ったり。
原作はまだ文庫本化されてませんが、文庫本化されたら読んでみたいと思います。

と、ここまではポジティブなことを書きましたが気になった点も。

  • 森田と青柳のシーンが芝居くさくて入り込めなかった。
  • 堺雅人さんの表情がどうも作ってる感がすることがあり青柳に感情移入しにくかった。

特に気になったのは森田と青柳のシーン。 映画の入り口近くだけにもっと自然に見せてほしかったなと。 もともと伊坂さんの作品の中のセリフって頭の中で読んでいると洒落てるとかひねりが利いてると思っても、役者の演技で再生されると不自然に感じちゃう要素があるような気もするのですが、それだけにそこをふたりの演技で超えて欲しかったなぁと。

最後のエレベーターからのシーンはちょっとぐっときましたね。
周りでみている人も同じような反応だった気がします。