『主人公は僕だった』

仙台・チネ・ラヴィータにて。
毎日決まった生活で淡々と日常生活を送る主人公の生活が,ある日彼の行動を
脚本のト書きのように説明する女の声が聞こえ始め彼の生活が変わっていく...というストーリー。
以下はネタばれありの感想を。

主人公の生活スタイルに結構身をつまされる思いになるかなぁと思ったのですが,あんな突っかかってきてどこか可愛げのあるパン屋さんと接触がある時点で,「あぁ〜ワタシとは違うな」と(^-^;

しかしクスクス笑わせてくれるところとか,ギターの弾き語りからふたりが結ばれるあたりにかけての盛り上がりとか,気に入ったシーンはあって,それだけにどのような結末になるのか気になって気分もそれなりに盛り上がったのですが,草稿を書き換えるという,簡単な方の結末になっちゃったのがザンネンでした。

ワタシは物語の前提条件としてすんなり受け入れちゃいましたけど,この映画の主人公のように固くてマジメな人の中には「なぜ女流作家の物語と主人公の行動がシンクロするの?」ってあたりで引っかかるかもしれませんね。